2019年01月23日
【オリンピック特集】”嘉納治五郎師範”をご紹介いたします。その1

~柔道・体育教育を作り上げた嘉納治五郎~
東京オリンピックを目前に、SHIGE★OJIが嘉納師範の功績についてなるだけ分かりやすくお伝えすることに挑戦したいと思います
柔道の創始者として広く知られている嘉納師範ですが、戦場で使われる、それまでの”柔術”から、科学的にも”安全”に配慮しながら危険な技を削り、
正義心、公正心、(勝ってもおごらない)精神性
つまり
知育・徳育・体育
を学ぶ武道として、人の道も教えて行く
”講道館柔道”を作り上げました。
【日本の近代化に大きく貢献したモノとしてギリシャ人が残したエッセイが】

後に帰化し、小泉八雲と名乗るラフカディオ・ハーン(1850-1904)
当時今の熊本大学の校長であった嘉納のもとに赴任することになります。
その時に嘉納の柔道に大きな影響を受け、
「柔術」をタイトルに含む作品集「東の国から・心」を後に発行します。

その内容は、柔道の持つ
「相手のチカラを利用して有効に勝つ」
まさに、西洋の良いモノを日本独自にアレンジしてさらに良いモノを作り上げる
と言った日本の精神性、日本の近代化に成功した論理を柔道と通して述べたものでした。
この作品により、講道館に多くの政治家、外交官、研究者などが訪れるようになります。