2019年04月04日

メタメディアとしての言語




メタメディアとは
音声、テキスト、画像、ビデオなどの既成メディアを統合し、人が活用できるようにするという考え方の名称。あらゆるメディアを超えたメディアとしてコンピュータが存在するというアラン・ケイ(Alan C. Kay 1940~)によって提唱された概念。New York Timesは2002年11月26日に、PARC(Palo Alto Research Center/パルク/ゼロックス・パロ・アルト中央研究所)のリーダーとして、1970年代のパソコン開発におけるパイオニアとして知られるアラン・ケイ(Alan C. Kay/1940~)が米国のヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard/HP)社のsenior researcherとしてジョイントしたと報道した。詳細情報はURL(http://www.nytimes.com/2002/11/26/technology/26COMP.html?todaysheadlines)で知ることができる。

※マルチメディア・インターネット辞典より




ブログの更新ペースを落とします!


これまで日曜日以外毎日更新してましたこちらのブログですが、ちょっとペースを落とします!



それはなぜ?



一軒目15周年に向け、少々慌ただしくなって来たことも大きいですが、本日の



”言語学”



に少なからず結果を見出したからです。



また、苦手だった定期的なブログ更新も、前身のブログ



【鹿児島ラーメン気になる話】


からMakotoさんのお陰で、



”コツ”



を掴めるようになり、【習慣化】させる能力も上がり、”技”が増え、成長を感じることが出来たことが挙げられます。



さて、そんな言い訳はさておき(笑)



【書き言葉】



で伝えると言うことは実に難しく、また、読み手も実に創造的なものになるのですが、



インターネットがこれだけ普及した昨今に、



もはや、



情報をわざわざ言語化して読み手にも100%伝わらない【書き言葉】はもはや時代遅れでは無いか?




と言う結論に至った事であります。



欧米式の



雄弁であること、



【書き言葉】の最高権威である



【論文】



においても



少しでも早く【文】にすることで抜きんでることが出来る



体質が変わろうとしています。



今のところインターネットが、香りや触覚に問うことは出来ませんが、



視覚化することではるかに【書き言葉】より分かりやすい!



わざわざ【文章におこす必要】が小さくなって来ている。



そうです!



動画にシフトして行きたい



~新しいメディアは思想を作る~





これまでも”新しいメディア”は革命を起こして来ました。


※詳しくは【マスメディアの歴史】
http://www.ritsumei.ac.jp/~syt01970/page129.html


前回も書きましたが、



言葉を変えたくないと思っている人達は老害(社会でチカラを持っている人たち)



です。


そして、言語は「柔」



「ひっくり返すチカラ」


を持っています。




少しづつシフトして行きたいと思っていますのでお楽しみに♬








  


2019年04月01日

礼儀、品格



嘉納治五郎 ※画像はウィキペディアより



嘉納師範が示す「礼儀、品格」とは


講道館KODOKANホームページより
http://kodokanjudoinstitute.org/courtesy/grace/


※一部抜粋


礼儀

人の精神と身体とは離れる事の出来ない関係を有しているもので、心は体の影響を受け、体は心の影響を蒙ること、あたかも影の形に従うがごとくである。したがって心にして敬虔和正であるならば、そはおのずと体の外部に顕(あらわ)れて、粛然(しゅくぜん)たる中に藹(あい)然(ぜん)たるところある風采 態度となり、体にして乱雑不整であるならば、心もおのずと粗慢(そまん)放縦(ほうじゅう)に流れるのである。この理(ことわり)によって観ると、姿勢と挙動とのゆるがせにしてはならないことは明らかであるから、青年者は常に姿勢挙動をもって各自のそれぞれの人格の発現と認め、早くからしてこれを修(おさ)め整えるようにしなければならぬ。


師範はとても細かく書かれていますので、ご興味のある方は講道館ホームページをご覧ください。


姿勢、挙動、精神


口先だけの礼儀は、礼儀では無く、虚礼である



品格は、行儀作法、生活ぶり、交際ぶり、仕事ぶり、理想の五から構成せられる。


>すべての柔道の修行者が、肉体的方面と同時に精神的方面の修行に留意して、技術の進歩に伴うて行儀作法においても遺憾のないようになってもらいたいと思う。


>まず言語をもっておのれの思想を発表することを要する。その言語の遣い方が大切である。往々思慮なく詰らぬことを相手構わず喋る人がある。そのような人はたちまち人から侮られ、大いにその人品を下げるものである。またみだりに人の批評をしたり、罵詈したりすることは害あって益のないことである。またよく考えないで、口から出任せに論理の立たぬ話をしたり卑猥な言葉を遣ったりすると、すぐに人から軽蔑される。そういう訳であるから人と交るには、第一言葉を慎まなければならぬ。
それから、また言行の不一致、自分勝手、他人の利害に無頓着なることなどは大いに人の品格を傷つけるものであるから、注意を要することである。


やっぱり出て来ます。


言語



~マイフェアレディの虚構~



イギリスは言わずと知れた”階級社会”ですが、


>この階級ごとに、それぞれが話す英語の発音やアクセント、住む場所やスーパー、仕事帰りに立ち寄るパブ、進学する大学や購読する新聞など、すべてが輪切りの構造になっている。なかでもとりわけ「発音」は明らかに違っており、その人がどの階級に属しているか即座にわかってしまうほどだ。


※出典:発音ひとつで扱われ方が変わる!? イギリス社会で信用を得やすい「オックスブリッジ・アクセント」とは
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/42837


~階級と言語に相関がある~



言語的な優越性が結果的に生活水準を高め、社会的な成功のチャンスを得られる可能性を高められると言うことを描いた映画



マイフェアレディ


言語、学習、武道(スポーツ)、品格


高めていきたいと私は思います。
  


Posted by SHIGE★OJI at 08:00武道と共に生きる柔道言語学

2019年03月29日

【言語学】日常を支配する”コノテーション”を考える。



※画像はhttps://www.youtube.com/watch?v=KV5jgqci3zwより


聞きなれない言葉です。


「コノテーション」


ことビジネスや、政治などで




コノテーション合戦



が繰り広げられている訳でありますが、



言葉知ってるだけでも日常に役に立ちます。



コノテーションとは、


言語学用語。「共示」と訳される。特定共時文化内において認められ,辞書に登録されている語の最大公約数的な意味をデノテーション denotation「外示」というのに対し,語が喚起する個人的・情感的・状況的な意味をさす。たとえば,ナチス全盛時代にいわれた「ユダヤ人はユダヤ人だ」という表現において,最初の「ユダヤ人」は「ユダヤ民族に属する人」というデノテーションであり,2つ目の「ユダヤ人」は当時の反ユダヤ主義が生み出した「けちで不正直な人間」というコノテーションである。(コトバンクより)



よくわかんねwww



私よりこちらの方々が説明上手です(笑)

〇日本語はコノテーション言語
http://nihongomanabiya.blog.fc2.com/blog-entry-43.html


〇腰痛い記録
https://plaza.rakuten.co.jp/wassyoi1234/diary/200508090000/



ラーメン屋なんでラーメンで例えましょうw


例えば、みんなが大好き


「鹿児島ラーメン王決定戦」


はテレビで繰り返し、繰り返しコノテーションを多用します。





「鹿児島と言えば豚骨」



「イベントはもはや冬の風物詩として」



「地元鹿児島県民が選んだ」





このような言葉が繰り返し、繰り返し、しつこく流れます。


イメージを刷り込まそうと必死になっている訳です



実際。鹿児島は九州で唯一。


久留米ラーメンの影響を受けていないラーメン県と呼ばれており、老舗ラーメン店でも「のり一」さんのように塩ラーメンのお店もありますし、


厳密に言えば鹿児島最古のお店「のぼる屋」さんだって、完全に乳化したいわゆる豚骨ラーメンでは無く、白濁はほどほどで、カツオ節も一緒に煮込んだどちらかと言うと”魚介系ラーメン”和風豚味とでも言いましょうか?沖縄そばに近いイメージです。


事前投票も、県民のわずか3%ほどしか投票しておらず、不正に何票でも投票できるシステムですが、


県民全てが選んだかのように必死で繰り返されます。


イベントにかける意気込みがパナイす



別な例で言えば、



「プチ整形」


なんとなく、ちょっと緩くて、



整形のハードルが見事に下がります。




日本の車はどうでしょう??



クラウン、ビッツ、エルグランド、フィット、ワゴンR


全て英語です。




「桜島」


や、



「薩摩富士」




と言った車が有ってもいいはずです。



そんな名前じゃ売れないからです。




ビジネスや政治などにおいて、コノテーションの行き着く先。




それは



「でっちあげ」




に他なりません。





支配は古今東西。暴力や権力と言ったものよりも、



言語



で支配するのです。



例えば、



「ダブルスピーク」



と言う言葉があります。



ダブルスピークとは、受け手の印象を変えるために言葉を言いかえる修辞技法。一つの言葉で矛盾した二つの意味を同時に言い表す表現方法である。その話法を批判的に言及する際に「ダブルスピーク」という言葉が使われることもある。 ダブルスピークは婉曲法の形態をとることがあるほか、わざと意味のあいまいな用語を用いることもある。 ウィキペディア



戦争などで使われる


「誤爆」


なんとなく、ちょっとだけやっちまった感を想像させますが、



病院や、学校などを爆撃した際に使われます。



味方同士での殺害は



フレンドリーファイヤー



と呼ばれます。




もう何が何だか分かりません




実に多義的であるコノテーション




この言葉を知っているだけで、日常の生活に沢山の気づきを生みます。



しばし、言語学で遊んでみましょう♬