2019年03月30日
日常に役立つ【言語学】バベルの塔と黒人奴隷

出典:http://nordenergi.org/" target="_blank">http://nordenergi.org/
旧約聖書に登場する伝説の塔。
バベルの塔
どんなお話かと言いますと、
1 世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。
2 東の方から移動してきた人々は、シンアルの地に平野を見つけ、
そこに住み着いた。
3 彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し
合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わり
にアスファルトを用いた。
4 彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有
名になろう。そして、全地に散らされることのない
ようにしよう」と言った。
5 主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこ
の町を見て、
6 言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことを
し始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。
7 我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられ
ぬようにしてしまおう。」
8 主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。
9 こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を
混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
※出典:https://blogs.yahoo.co.jp/alternative_politik/26819530.html
神様が人々を混乱させる為に行ったこと。
言語を狂わすこと
です。そして、この言わば
バベルの塔作戦
は、黒人奴隷の移動、支配する時にも使われました。
大量の奴隷達が徒党を組んで反抗しないように、
言語の違う者達で組み合わせたのです。
言語って重要だなあ!!!
と思いませんか???
そして何が言いたいのか?と言いますと、ここからです。
奴隷達は、どうにかコミュニケーションを取ろうと、工夫し、
混成言語(ピジン語)
を生み出しました。
これは母語が違う者達のコミュニケーションがある所に発生します。
やがて、このピジン語を話す者達に子孫が生まれ、第2次的に話される言語はクレオールと呼ばれ、
世界中に存在します。興味のある方は調べてみて下さい。
このように、こと言語学に関しては、言語に
正しい、正しくない
は存在しません。日本語だってそうです。
「正しい(美しい)日本語を使いなさい!」
とか言ってるオッサン達はアタマが悪いか嘘つきです。
女子高生たちはいつの時代も新しい言語を作り出して来ました。
いわば社会的に弱い存在である者達はいつも言語の革新者です。
言語を変えたくない、変化に恐れている人達と言うのは、
いつも社会でチカラや権力を持っている者達です。
昨日のコノテーションからの言語学ですが、
言語の重要性
にもっと着目していましょう♬
面白いと思う言葉の使い方
地域の方言
いいじゃない♬
言語のチカラは、
ひっくり返すチカラ!
それではまた月曜日に♬
※出典:「教養としての言語論:言語は私たちをまやかし生きにくくさせる 」
https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga125+2019_02/about
Posted by SHIGE★OJI at 08:00