2018年10月08日
みやんち

ぼろぼろのジューシーと、カラソバ のランチ ~みやんち~


沖縄にちょこっと行って来ました。
旅行兼、14周年を前に何か見えそうなモノを確かめに。

「空気を読む」
沖縄の方々のパワフルさと言うか、人当たりの良さ。明るさと言えば良いだろうか?
とにかく感じが良い方が多い。
しかし沖縄は平均給与、年間完全失業率もワースト1の県です。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/79264
https://todo-ran.com/t/kiji/11187
でも「機嫌が良い」
料理に関していつも感じることは、
「おばあちゃんの料理が大好き」
鹿児島県民より”郷土料理”が好きです。
私は”鹿児島市食育推進委員”なのですが
鹿児島県民が今。一番好きな”郷土料理”って、
「鶏飯」
です。琉球弧島の料理ですね。
本島の料理じゃあ無い。
沖縄の、
おじいちゃんや、おばあちゃんが大好きで、そのおばあちゃんが作るから「好き」なのか?
お年寄りを尊敬する文化だからなのか?
理屈抜きに、おばあちゃんの料理ってウマい!って思っているのか?
それらは良く分からないけど、「みやんち」で頂いた「ジューシー」と言うダシかけご飯。
「めちゃくちゃ旨い」
確かに田舎のおばあちゃんが作る味がする。
心がじわじわと満たされて行く優しい美味しさ。
”田いも”と言うサトイモみたいなイモと本当に良く合います。
カラソバは想像通りで、どちらかと言えば現代風の味だけれども、これおも美味しかったです。
最近。鹿児島のラーメンにしても、
「心にじ~~ん」
と届くお店がない。
表面だけを着飾るような店ばかりで
心を込めて、「きっちり仕事やってる感」
が無い。
お陰で、僕ら料理人は差別化が自然に生まれて恩恵を受けているのですが。。。
以前。ブログで、武道的な”オンリーワン理論”について書きました。
誰にも興味なし、誰とも戦わず。
それがオンリーワンでイコール
ナンバーワンです。
武道の聖地とも呼ばれる”沖縄”って、
それを目立たないように上手にやる
経営者が多い。
私は高校時の”柔道”の恩師が稲田先生と言う「奄美出身」の先生で、夏休みに奄美に2回合宿に行き、
地元の方々と
一日中「柔道漬け」
と言う素敵な夏休みでしたが、
「空気読む能力すげえな」
と奄美でも感じました。まあ。その当時は高校生なんですけどもね。
武道でも日本語もよく「間」と言う言葉が出て来ます。
”間”が良い ”間”が悪い お茶の”間” 床の”間” ”間”抜け・・・
沖縄、奄美から頂いた
「和」の「間」
大事にして生きたいと思います。
