2018年10月05日
頑張らない理由

「願いを叶えるのに頑張らない。」
願いを叶えたい。
自分の中でこの「願いを叶える」コツがあります。
「努力をしない」
ことです。
「頑張って努力すれば夢が叶う。」傍目は綺麗です。
これを言う人は、その時点で「まだ叶っていない」からです。
「どうしてもアレが欲しい!」、「ああなりたい!」と強く願うより、
まるで過去のコトのように、
「ふと思い返したら、手に入れている自分がいる」
かのように振る舞うほうが叶います。
現代のイメージで「頑張る」は、
「やりたくもない事を努力してやる」
なイメージだと思いますが、傍目は綺麗。感動物語風で結構です。
ラーメン屋でも
「私が応援してあげるよ」的なお客さんが現れ、SNSや、ブログと、中々に不自然なアップをしてくれるようになります。
「脳は嫌々ながらやることが嫌いです。」
コルチゾールと言うストレスホルモンが脳の「海馬」を委縮させることがわかっていますが、
その結果認知症などの様々な疾患を引き起こす原因となります。
メッキが剥がれるから、長続きしないのです。
自分でお店を持つ。と言う夢を叶えておいて、
「嫌々ながら仕事をする」
と言う気持ちが私には理解出来ません。工夫が足りない。
こころと身体は繋がっています。
幸福度を上げることと、健康になることはイコールです。
このように書くと、
「君は好きなことで稼いでいるから良いよね!」
とすぐに勘違いする人がいます。
私が実際やっていることはゴリゴリの理詰めで、多分。それを言う”貴方”より、
工夫や改善を常にやっている自信があります。
また、
「苦手を作らない」
と言う要素も確かにあります。
僕の尊敬する紫原飯店「川井田先生」に、
「お客さんに出す料理を始めて作る時、自分が美味しいと思ったら、自信を持って出しなさい。うえの人は味見しなくて良いんだよ。」
と教えられたことがあります。後輩を育てる初歩的な仕事術のポイントがあります。
以前。「ステレオタイプ脅威」の話をしましたが、
「苦手意識を他人から刷り込まれる。」
は、なかなかに厄介なのです。
頑張って克服しようとしてもこれが大変。
なので、「自分はその位出来るよ」とイメージしているほうが上手く行きます。
ましては、長く調理の仕事をしているのに、初心の者に
「そんなことも出来ないのか?」
と口にするのは5流以下の者です。
私が柔道の経験の無い貴方を”ぶん投げて”、
「イエーイ!お前弱いね!」
と言うのと同じです。
だから”小物”と言う表現をするしかなくなる。
楽しく生きるのも、卑屈に生きるのも自分次第。
「努力」じゃなく、自分で考えた
「工夫」
で出来るようになります。
細かく口出ししてくる上司のもとでは、部下は育ちません。
「興味を持たせる」
だけで良いのです。
「パクらない、諦めない、頑張らない」