2018年09月05日
豆板醤の新たな可能性を発見する。~食戟のソーマ:アフリカンラーメン~

【漫画のラーメンを”プロ”が作ってみた】
をやってみようと思い、まず初めに目についたのがこの「アフリカンラーメン」だった。
「食戟のソーマ」 と言う週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画で、監修があの森崎友紀さん。
私は綺麗だと言うのもあるけど、森崎さんが好きだ。
森崎さんは薬膳などでアトピーを克服し、美貌を手に入れる。そこがまた良い。
「チキンムアンバ」自体は割と難しくない。ご家庭でも、”トマト缶”と、”ピーナツバター”があれば出来る「チキンのトマト煮。」単純にうまい。
今回のポイントは”ハリッサ”だ。
【ハリッサ】を検索すれば作り方は色々HITするが、ざっくり見て、中華出身の私は手っ取り早く「豆板醤」で代用したのだがこれが大当たり!
普段。中国料理調理師でも、豆板醤をこのように使うと言う発想がほぼほぼ無いからだ。
豆板醤のチャイナな脇役イメージが、一気にスパイスの強い香りに包まれた主役に踊り出す。
そして、サワークリーム。との相性がまた良いのだ。私のオリジナルテクニックである、RATも面白く出来た。
パセリをラーメンのトッピングにしたのは初めてだったな?パセリをモシャモシャ食べられる人はそういらっしゃらないので普通は避けるお野菜である。
料理やラーメンを作るうえで、ひとつひとつの素材がちゃんと仕事をしていることは非常に重要だ。
これは味がしない。これは味が濃い、これは弱い、これは強い。とかでは全体のバランスが取れない。
「相性の良いひとつひとつがちゃんとする」
結果良くなる。
久しぶりに「遊びの中からの発見」を楽しめた。
一般的に良いことだと思われている、「僕頑張ってます」的な、ゴリゴリ努力からこのようなことは生まれづらい。
人生は楽しさが重要だ!
※YouTube動画でもアフリカンラーメンを公開しています。