2018年09月17日
かごしま美人鶏飯

かごしま美人鶏飯
過去を振り返ると、「南島料理」寄りに商品も開発していたことが分かります。
中国料理の修行中に”脇屋さん”の影響で、僕は「中国茶」に凝っていた時期があり、飲むだけでなく、様々な料理に使って実験している時期がありました。
元々”お茶”を使った料理って中国料理は伝統的なものから、スモークチップに使ったり本当に色々工夫がなされていて面白い。
フィンガーボールにも烏龍茶が使われていて、「油脂」が綺麗に落ちるようにしてあります。
2014年に考案した、この「かごしま美人鶏飯」は、薩摩藩と、奄美を繋ぐ架け橋になるようイメージして作りました。
薩摩藩も昔。山川、佐多、吉野の薬草園がありました。そこでいわゆる薬膳的な食材を育てていました。
私が2014年に色んな所に問い合わせをして、鹿児島で入手できたのが、
「きんかん陳皮」
「紅花」
でした。中国茶の「八宝茶」を鹿児島産で作りたかったのです。紅花は特に「瘀血」と呼ばれる血液の流れが悪い女性向けなのですが、ちょっと漢方的な香りや、味が強いので少量にしたのを覚えています。
後は残念ながら食材を探すことが出来なかったので、「ナツメ」や、「クコの実」などと言ったお馴染みのものを「食材卸し」の業者さんに発注。
当店の”黒さつま鶏”の上湯で淹れ、それを鶏飯にかけて食す。と言う美味しい「かごしま美人鶏飯」が生まれました。
期間限定。女性限定でしたが、大変喜ばれました。
またいつか皆様にお披露目が出来ますよう考えております。またその時はちょっと違うテクニックになっているんでしょうけど。
このような商品開発がやっぱ好きなんだなあ~と画像を見て思い返しました。
料理人って最高です♬
Posted by SHIGE★OJI at 09:46
│アレンジ料理