2019年02月06日
【東京オリンピック】柔道貴重映像シリーズその① 「アントンヘーシング」

1964年。初めて柔道がオリンピックの種目になった東京オリンピックでの結果です。
〇軽量級68キロ以下級 金メダル
中谷雄英
〇中量級 80kg以下級 金メダル
岡野功
〇重量級 80kg超級 金メダル
猪熊功
〇無差別級 金メダル
アントン・ヘーシンク(オランダ)
柔道だから当然日本人が勝って全階級金メダルであろうと言う予想を裏切り
ヘーシンクが金メダルを獲得します!
しかしこれが国際的には高く評価をされ、
柔道は日本のスポーツではなく、国際スポーツたりうる。このように評価をされて
その後もオリンピック種目として
維持していくことになるということになりました
個人的にこの動画で注目すべきは、
2:17 のヘーシンク袈裟固めでの一本勝ちが決定した瞬間。
手を上げすぐさまに飛び起きた瞬間です
これは何が起ったのでしょうか?
それは、一本勝ちが決定した瞬間に、オランダの関係者が試合場(畳のうえ)に上がってこようとしたのを、
「礼が終わるまでまだ試合は終わっていない」
と言うストップ!を意味するものだったのです。
勝ち負けを超えた嘉納治五郎師範の柔道思想や、武道の教えを国際的に見せることになり、外国人でも理解できることを広めた大きな瞬間でした。