【言語学】日常を支配する”コノテーション”を考える。

SHIGE★OJI

2019年03月29日 08:00



※画像はhttps://www.youtube.com/watch?v=KV5jgqci3zwより


聞きなれない言葉です。


「コノテーション」


ことビジネスや、政治などで




コノテーション合戦



が繰り広げられている訳でありますが、



言葉知ってるだけでも日常に役に立ちます。



コノテーションとは、


言語学用語。「共示」と訳される。特定共時文化内において認められ,辞書に登録されている語の最大公約数的な意味をデノテーション denotation「外示」というのに対し,語が喚起する個人的・情感的・状況的な意味をさす。たとえば,ナチス全盛時代にいわれた「ユダヤ人はユダヤ人だ」という表現において,最初の「ユダヤ人」は「ユダヤ民族に属する人」というデノテーションであり,2つ目の「ユダヤ人」は当時の反ユダヤ主義が生み出した「けちで不正直な人間」というコノテーションである。(コトバンクより)



よくわかんねwww



私よりこちらの方々が説明上手です(笑)

〇日本語はコノテーション言語
http://nihongomanabiya.blog.fc2.com/blog-entry-43.html


〇腰痛い記録
https://plaza.rakuten.co.jp/wassyoi1234/diary/200508090000/



ラーメン屋なんでラーメンで例えましょうw


例えば、みんなが大好き


「鹿児島ラーメン王決定戦」


はテレビで繰り返し、繰り返しコノテーションを多用します。





「鹿児島と言えば豚骨」



「イベントはもはや冬の風物詩として」



「地元鹿児島県民が選んだ」





このような言葉が繰り返し、繰り返し、しつこく流れます。


イメージを刷り込まそうと必死になっている訳です



実際。鹿児島は九州で唯一。


久留米ラーメンの影響を受けていないラーメン県と呼ばれており、老舗ラーメン店でも「のり一」さんのように塩ラーメンのお店もありますし、


厳密に言えば鹿児島最古のお店「のぼる屋」さんだって、完全に乳化したいわゆる豚骨ラーメンでは無く、白濁はほどほどで、カツオ節も一緒に煮込んだどちらかと言うと”魚介系ラーメン”和風豚味とでも言いましょうか?沖縄そばに近いイメージです。


事前投票も、県民のわずか3%ほどしか投票しておらず、不正に何票でも投票できるシステムですが、


県民全てが選んだかのように必死で繰り返されます。


イベントにかける意気込みがパナイす



別な例で言えば、



「プチ整形」


なんとなく、ちょっと緩くて、



整形のハードルが見事に下がります。




日本の車はどうでしょう??



クラウン、ビッツ、エルグランド、フィット、ワゴンR


全て英語です。




「桜島」


や、



「薩摩富士」




と言った車が有ってもいいはずです。



そんな名前じゃ売れないからです。




ビジネスや政治などにおいて、コノテーションの行き着く先。




それは



「でっちあげ」




に他なりません。





支配は古今東西。暴力や権力と言ったものよりも、



言語



で支配するのです。



例えば、



「ダブルスピーク」



と言う言葉があります。



ダブルスピークとは、受け手の印象を変えるために言葉を言いかえる修辞技法。一つの言葉で矛盾した二つの意味を同時に言い表す表現方法である。その話法を批判的に言及する際に「ダブルスピーク」という言葉が使われることもある。 ダブルスピークは婉曲法の形態をとることがあるほか、わざと意味のあいまいな用語を用いることもある。 ウィキペディア



戦争などで使われる


「誤爆」


なんとなく、ちょっとだけやっちまった感を想像させますが、



病院や、学校などを爆撃した際に使われます。



味方同士での殺害は



フレンドリーファイヤー



と呼ばれます。




もう何が何だか分かりません




実に多義的であるコノテーション




この言葉を知っているだけで、日常の生活に沢山の気づきを生みます。



しばし、言語学で遊んでみましょう♬



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